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ABOUT 未来の子供達のための家づくり

低燃費住宅「早田宏徳氏」の思想に基づいた、
「高バリュー住宅」コージーハウス。

私は2008年に独立するまで、山梨県、宮城県仙台市の2つのビルダーの営業責任者として、約3300棟の住宅のお引き渡しを体験してきました。特に宮城県のビルダーでは、1年間で300棟以上のお客様に住宅をご提供し、県内でもトップクラスのシェアを誇っていました。それも“安かろう悪かろう”のローコスト住宅ではなく、高性能な省エネルギー住宅でした。
当時の政府は「200年住宅」の普及促進のために、日本全国から優秀な事例を集めて、1棟200万円の補助金が給付される「超長期住宅先導的モデル事業」という制度を推進していました。私が在籍していた会社は33棟も認定されました。経済産業省が高い省エネ性能を持つ住宅に補助をする「省CO2削減先導的モデル事業」にも採択され、合計1億円の補助金をお施主様に還元することができました。2つも国のお墨付きを頂くほどの高性能住宅でありながら、激戦区の宮城県、仙台市のマーケットで供給数でもナンバーワンにもなれたのです。

「日本でもトップクラスの良い家を造っている!」という自信に充ち溢れていました。しかし、ある人との出会いで、その自信は一瞬にして崩れ去りました。
「ある人」とはドイツ在住の環境ジャーナリスト、村上敦さん。村上さんはドイツの環境政策や持続可能な街づくりの事例を研究分析している専門家です。彼のお話しを聞き感銘を受けた私は、早速ドイツ住宅市場の視察に行きました。何と私自身は最高峰だと自負していた家が、ドイツでは建築基準法違反の家、法律違反の家だったのです。サッシも断熱材も良いモノを使っていると思っていたのですが、世界の基準からすると、 はるかに性能不足だったのです。

ドイツと日本の住宅の省エネ性能差は4倍!

家の燃費性能を公平に評価する「エネルギーパス」でも日本とドイツの住宅では4倍の性能差があります。この話をすると日本人は大概、「ドイツは寒いからね」と言います。しかし一般的なドイツの気候は仙台レベルです。夏には最高気温41°Cを記録したこともあります。冬は日本の北海道の 方がはるかに厳しい気象条件です。気象条件は言うほど差はないのです。ほぼ同じ国土、人口。同じ敗戦国として戦後、高い技術力と勤勉さで世界有数の経済大国として復活を遂げた日本とドイツ。まさにほとんど同じ道 を歩んできた両国ですが、なぜ住宅だけはここまで大きな開きが生まれ、何十年も後塵を拝することとなったのか。理解できませんでした。

「なぜドイツはできたのか」。その理由を村上敦さんに聞いた時、自分自身が情けなくて、悔しくて涙が止まりませんでした。ドイツが住宅の省エネルギー化をここまで強く推進してきた理由は、「自分たちの商売のため」ではない。「未来の子供たちのため」だったのです。我々日本人は、この言葉を胸に抱きながら、これまで家づくりをしてきただろうか...。
ドイツも、1970年代に2度のオイルショックを経験しました。それを機に 原子力発電の建設が本格化することとなったのです。しかし、1986年、チェルノブイリ原発事故が発生しました。この大事故を境に日本とドイツは違う道を歩むことになりました。ドイツの大人たちはこう考えました。

「未来の子供たちのために、原発なんてなくても暮らせる社会を作る必要 がある。エネルギーを使わなくても快適に暮らせる社会を作ろう!」

低燃費住宅普及の会/早田宏徳氏

そのために真っ先に着手したのが、建物・住宅の高気密高断熱化、つまり「低燃費化」でした。住宅において暖房エネルギーの割合の高 いドイツでは、エアコンやストーブがなくても快適に暮らせる家に、少しずつ変えていったのです。 それから26年。ドイツのメルケル首相は「2022年までの原子力発電を0%にする」と宣言しました。あの時に「二度とあのような悲しい体験や思いを子供たちにさせてはならない」と強く誓ったドイツの大人たちはその目標を達成しようとしているのです。
村上さんからこの話を聞いて以来、「われわれ日本の建築業界の大人たちも未来の子供たちのために、エネルギーがなくても快適な家を造っていこう」と私は日本で訴え続けてきました。その考えに賛同してくれた全国の仲間たちが「低燃費住宅普及の会」のメンバーなのです。
今、日本は岐路に立たされています。
チェルノブイリ原発事故に匹敵する大惨事が目の前で起きたにも関わらず、日本の建築業界の大人たちはエネルギーがなくても快適な家を造ろうとしていません。逆にエネルギーがなければ動かない「機械」、壊れたら使えない「メカ」ばかりを装備した住宅を造っています。またもや日本人は、ドイツが選んだ道とは別の道を歩もうとしています。
今、日本の住宅業界が進もうとしている家づくりの方向性は、間違っていると思っています。当時のドイツの大人たちと同じく、「低燃費住宅」を普及させることが先決だと考えています。未来の子供たちの笑顔のためにも、低燃費な住まいづくりが当たり前になることを願っています。

低燃費住宅普及の会 代表 / 早田宏徳

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